ご夫婦の「温度差」がある中ですすめる小学校受験を有意義なものにするには。
本日も、暑い1日でしたね。
外を少し歩くだけでも、すぐに汗だくになりそうな今日。
こんな暑さでも、お構いなしに走り回れるお子さまたちのパワーは、
本当に素晴らしいな、と思います。
熱中症には最大限に気をつけつつ、
たくさん、遊んで身体を鍛えましょう。
お父さま、お母さまも、
暑さ対策にはくれぐれもお気をつけください。
さて、そんなお父さま、お母さまの「受験サポート」についてです。
小学校受験に取り組んでいる保護者の皆様のお話をうかがうと、
「小学校受験」に向けての、ご夫婦での「温度差」に頭を悩ませている、
という話を、ときどき耳にします。
たとえば、
お母さまは、小学校受験にチャレンジして、お子さまを私立小学校に行かせたいけど、
お父さまは、小学校受験はしないで、近くの公立小学校から中学受験をすればいいのではないか、と思っていたりする場合です。
進学や受験に対する考え方について、ご夫婦で違いがあるということ自体は、決して珍しいことではありません。
(ご結婚に際して、お子さまの受験についてまで意見を確認している、ということは稀でしょうから。)
そういった場合は、
ご夫婦で話し合いの機会を設け、
「わが家は小学校受験をするのか、しないのか」や、
「小学校受験をするとして、何のために取り組むのか」について、
夫婦間での「意識あわせ」をおこなっていくことになるでしょう。
お子さまの将来のことを、お父さま、お母さまが一緒に考える、という機会を持つだけでも、
小学校受験に取り組むことの「意味」があるようにも思います。
今、お子さまの小学校受験について「どうしようかな」と悩んでいる方は、
ぜひ、ご夫婦で受験について考える機会を設けてみてください。
さて、そうした話し合いを経て、
いざ「受験をしよう」となった後にも、
ご夫婦の間の「温度差」が存在する、ということは、ままあることです。
特に、受験について前向きに取り組んでいる側が、
パートナーに対して不満を募らせる、ということが多いようです。
例えば、
「毎日の生活習慣から気をつけているのに、夫が脱いだ靴を散らかしたままにしている」とか、
「朝のペーパーに取り組みたいところなのに、朝から妻がテレビをつけたがる」とか、
そういった行動に対して憤慨するのは、
受験に対する思いが強い側となるわけです。
もちろん、反対側の立場からしたら、
「色々と制約があって、過ごしづらいなあ」などと感じていたりもするので、
ご家庭の環境に対して、双方がフラストレーションを溜めている状態である、とも言えるかもしれません。
このように、お子さまの教育環境づくりに関する「温度差」が表面化したときは、
再度であっても、
再々再度であっても、
「なぜ受験?」「ご家庭として、どうなっていきたい?」についての意識あわせを、繰り返し行うことが必要です。
ただし、そういった「話し合い」は、
お子さまが寝た後など、時をあらためて行うようにすることが大切です。
「その場、その瞬間に」となると、
どうしても、感情的な話になってしまうからです。
そういった出来事が起こっていないとしても、
あらかじめ、ご夫婦での「話し合いの時間」をスケジュールに入れている、というご家庭もあります。
(例えば、「毎週土曜日の午前中は、お子さまをプールに連れていってご夫婦でカフェに寄る」といったふうにです。)
定期的に、お互いの状況や考えを共有していくことは、大切です。
大人であっても、「いちど話し合ったら、全てを理解できる」というわけではないからです。
大切なことほど「繰り返し」が重要です。
お勉強も、同じですね。
また、先ほどの例ほどではなく、
ご夫婦ともに、受験に向けては前向きに取り組んでいる、という場合でも、
情報共有ができていないことから思わぬトラブルになる、ということがあります。
例えば、
「小学校の説明会にいくのに、上履きを忘れてしまったことで青ざめた」というような事例があります。
こういったトラブルは、
ご夫婦間の「意識の差」から生まれているわけではありません。
むしろ、それらは、
受験に関する「情報の差」によって生まれるものです。
受験に関する情報については、
ご夫婦で一緒に情報を取る場合だけでなく、
どちらか一方だけが情報を得ている、ということも多くあります。
一方が「これぐらいは知ってることだよね」と思い、確認をしていなかったら、
もう一方は「知らないことを知らない」ために、何も確認をすることがなく、
大事な場面で慌ててしまう、ということは、起こり得ることです。
(普段の生活が、以心伝心となっていればこそ、起こりうるトラブルでもあるわけですね。)
特に、
「小学校に実際に足を運ぶ機会」や、
「出願に際する手続きを進める場合」などは、
どちらかに任せきりにするのではなく、
念には念を、で、ご夫婦でダブルチェックを入れるくらいの慎重さが必要です。
いざ、というときのトラブルを未然に防ぐためにも、
やはり、ご夫婦の間で、受験に関する情報共有・意識あわせは、可能な限りこまめに行なっておきたいところです。
小学校受験に取り組むことには取り組んでいるけど、根本的なご夫婦間の温度差がある、という場合でも
さて、こまめにご夫婦間で情報共有や意識合わせをしていたとしても、
根本的に、受験に向けての考え方が違う、というご家庭も、けっして少なくはないでしょう。
受験に対して真剣に取り組む側からすると、大変な障害のように感じるかもしれませんが、
実際のところ、
「ご夫婦で、小学校受験に対する価値観や熱量が違う」ということは、
必ずしも、合格に向けてのマイナス要素とはいえません。
小学校受験に取り組む年長さんのお子さまや、そのご家庭にとっては、
これから、いよいよ小学校受験の「直前期」に入っていくことになります。
そうすると、
意識せずとも、受験に向けた準備に熱が入っていくことになるでしょうが、
そうした中で、お父さま、お母さまが共にプレッシャーを与えてしまったならば、
お子さまにとっての「息の抜きどころ」がなくなってしまうことにもなりかねません。
(結果的に、幼稚園や保育園で無茶な行動をしてお怪我をしたり、あろうことか本番にはしゃいでしまったり、ということがあります。)
むしろ、「お勉強はお母さま(お父さま)担当」「遊びはお父さま(お母さま)担当」といったように、
明確に役割分担ができていた方が、
直前期も、お子さま(のみならず、お母さまやお父さま)の心のバランスが取れるかもしれません。
受験に向けての準備は、
ご両親の理解と協力が必要不可欠ですが、
それは、必ずしも、お互いが「同じ熱量でお勉強にあたる」ことを要求するものではありません。
お父さまとお母さまのお互いが、
真心を込めて、お子さまの成長に向き合うことができれば、
受験の結果のみならず、就学前のお子さまの学びと成長にも、大いに役立つはずです。
ぜひ、ご夫婦で、受験についての意識あわせをしつつ、
お互いが、気持ちよく準備を進められる役割分担を、考えてみてください。
お申し込み受付中の講座
国立小受験 対策 夏期講習
詳細は「夏期講習のページ」をご覧ください。
対象:年長の皆様
①オールインワン講座:8月27日(土)8:30〜10:30
②筑波小対策 図形課題集中特訓:9月24日(土)9:00〜10:00
受講料:①12,000円、②11,000円(いずれも税込)
講師:藤田
会場:いずれも四ツ谷教室
お申し込みは、夏期講習のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。
金生先生の行動観察講座
対象:年長の皆様
日時:9月10日(土) ・10月8日(土) ・11月12日(土) ①8:30〜10:00 ②10:30〜12:00
※①②ともに同じ内容の講座です。
受講料:各回10,000円(税込)
講師:金生先生
会場:四ツ谷教室
お申し込みは
金生先生の行動観察講座のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。
年長・絵画制作講習
対象:年長の皆様
日時:8月13日(土) 9:00〜10:20(講評含む)
定員:6名(最低催行人数2名から)
受講料:9,000円(税込)
講師:清水先生
会場:四ツ谷教室
お申し込みは、絵画製作講習のお申し込みページから、必要事項をご入力の上、お申込みください。
夏休み「個別指導」型講座
対象:年長・年中の皆様
日時:詳細は「個別指導」のページをご覧ください。
受講料:1時間…7,000円(税込)
2時間…10,000円(税込)
3時間…15,000円(税込)
講師:大場先生:ペーパー補習、巧緻性、お話の聞き取り、口頭試問、暁星小学校対策
清水先生:絵画制作 巧緻性
会場:四ツ谷教室
お申し込みは、「個別指導」のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申し込みください。
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