お詫び)昨日の国立小受験 専門 定期教室の年長クラス(月2回)ご参加の皆様へ。
昨日は、国立小受験 専門 定期教室でした。
まずは、お詫びしなければならないことがあります。
昨日の、定期教室「年長・月2回クラス」の授業中において、
授業終盤の30分ほど、zoomの音声が「ミュート」となっており、
ご参観の保護者の皆様に、授業の様子が聞こえない、という事態が発生しておりました。
終了後に、ご指摘をいただいて気がつきました。
原因は、授業中に、zoomのミュート操作をした際の操作ミスだったようです。
ホストコンピュータPCと、教材の接触も遠因として考えられます。
ご参観の保護者の皆様には、
終盤の授業の様子がわかりづらく、大変申し訳ございません。
「消音」状態でわかりづらかった、昨日の「月2クラス」後半の授業の内容と、留意点について、
以下にまとめます。
授業説明と重複するところもあるかもしれませんが、
授業の内容を把握するご参考としていただければ幸いです。
定期教室「年長クラス(月2回)」第1回の後半の内容について
①短文復唱
当日配布の「短文復唱 基本練習42」をもとに、ひとりずつ、短文の復唱をしました。
短文復唱については、
「助詞(の・が・を・は、等)」も含めた言い回しを、完全に復唱することで、
口頭試問での丁寧な表現の仕方を理解する練習にもなります。
口頭試問の練習ともなるので、
・目を見て、お話をすること
・姿勢を整える(着席時は、背筋を伸ばす)こと
なども意識しながら、ご自宅でも取り組んでみてください。
時には、お父さま、お母さまも含めて、
ご家族で楽しみながら(「楽しみながら」が大切です)取り組んでみても良いでしょう。
②音の計数
講師が叩いた手の数を、
「声を出して数えない」
「指を使って数えない」
ルールを守って、心の中で数え、
その数を記憶し、
叩いた手の数だけ、おはじきを「横1列」に並べる問題です。
音を注意深く聞くことだけでなく、
「音に合わせて、数を数える」
「数えた数を、一時的に記憶にとどめる」
といった、「計数(をはじめとする数の課題)」の基礎的な手続きについても、確認する復習課題でもありました。
授業では、5回、8回、9回、の3パターンの問題に取り組みましたが、
「声を出さない」などのルールを守って集中して聞いた後、
正確に、数を記憶して答えられたお子様も多くみられました。
③ペーパー課題(5)音を聞きながら答える問題
この問題は、通常のペーパー課題とは少し違った形式で、
「赤のクーピーを持ちながら問題を聞く」
そして、「聞きながら、解答をする」という問題でした。
手を叩く音を聞きながら、
手を、左側の星から右側の星に順に動かしていき、
笛の音が聞こえたタイミングで、すかさず星に○をつける、
という手順で回答ができると、正しく答えを書くことができたようです。
まれにではありますが、
このように、「設問を聞きながら解答をする」という形式の問題が存在します。
現に、
昨年度(2020年)の東京学芸大学附属大泉小学校の調査において、
ペーパー課題の最後に「名前が呼ばれた順に絵を線で結ぶ」という問題が出題されております。
(なお、その際に、「はじめ」の合図を待っていた多くのお子さまが、そのまま「解答やめ」の合図を聞くことになっていたようです。意図した出題方法だったかは不明ですが、結果的に、この問題が合否を決めるものにはなっていないようです。)
ただ、いずれにせよ、
「はじめ、の合図がなく、問題を聞きながら解答をする」という問題も、ありうる、ということは意識しておくと良いかもしれません。
④ペーパー(6)リズムの記憶
3匹の動物の叩いた手のリズムを聞いて、
そのリズムを記憶する方法です。
設問の「トン、トトン」や「トントントトン」などを、
そのまま声に出して読む方法もありますが、
今回は、「手を叩く音(リズム)」を聞いて記憶する方法に取り組みました。
このリズムの記憶も、
過去、大泉小の「お話の内容理解」のなかで出題されている問題です。
ご自宅でも、楽しくリズム遊びに取り組んだりすると、
こういった、音を聞いてリズムを記憶する問題についても、対応していく力が身につくはずです。
(また、こうしたリズム感覚を養うことは、模倣体操などの身体表現をする際にも、活かされます。)
⑤ペーパー(7)(8)順序数と比較の表現
授業説明の際にもお伝えしましたが、
複数の問題を一度に出されたり、
設問の中に、記憶すべき情報が多く含まれていると、
簡単な比較の問題でも、正答率がぐっと下がります。
複数の条件を、聞きながら記憶することがポイントです。
これは、ペーパー課題だけでなく、
「複数のお約束(指示)が続けて出される」という国立小受験の課題全般において、
指示を全て聞き、把握する上でも、大切な力となります。
現時点で「できる・できない」が重要なのではなく、
このような、複雑な問題も「よく聞こう」とする機会を作ることが大切です。
また、
今は、聞き取ることが難しかった課題も、
時間が経つことで、理解ができるようになったら、
その「成長」を実感することができるでしょう。
そんな「成長」を確かめることができる瞬間も、楽しみにしていてください。
⑥製作課題「たまむすび」
授業の最後には、
とじひもにビーズを通して、紐の両端を「たまむすび」する課題に取り組みました。
「たまむすび」の結び方については、
授業説明の際にもご紹介した通りですが、
『せいかつの図鑑』に、その結び方が図示されていますので、
ご自宅に同書がある方は、こちらも、ぜひご参考にしてみてください。
また、カラータイやモールを使って、袋の口をしばる方法についても、
「経験」が大事です。
両手が違う動きをする、という点で、手先の協応動作が求められる作業です。
ひもやビーズを使ったアクセサリー作りなども、
遊び感覚で、取り組んでみてください。
以上が、定期教室「年長クラス」第1回の授業の後半の内容でした。
今回の授業後半の内容は、
ペーパー形式でなくとも、ご自宅で遊び感覚で取り組めるようなものが大半でした。
堅苦しい雰囲気でなく、
楽しみながら、ぜひ、ご自宅でも取り組んでみてください。
5月の単発講座「運動講座」について
お知らせができていなかった、5月の単発講座「運動講座」ですが、
詳細については、明日のブログでお知らせいたします。
本日は、ひとまず日時のみお知らせさせてください。
単発講習の「運動講座」は、
5/16(日)①9:30〜10:30 ②11:15〜12:15
5/23(日)①9:30〜10:30 ②11:15〜12:15
の2日程で、いずれも2コマでの開催です。
(①②ともに同じ内容の講座です。)
同日、同刻に「国立小受験 専門 定期教室」がございます。
ですから、この運動講座は、
定期教室のお教室とは別会場で、
運動指導のプロの先生に、指導をしていただくことになります。
詳細は、明日のブログをお待ちください。