「ここで差がつく」学習方法①〜知識の体系化〜
3連休の、2日目。
いかがお過ごしでしたでしょうか。
本日は、日常の学習の際に差がつく、効果的な学習方法について、ご紹介したいと思います。
効果的な学習方法
教室では、毎回、新しい内容のお勉強にふれていっています。
もちろん、教室だけではありません。
ご家庭でも、新しい単元や、初めて見る問題にも、どんどん、取り組んでいっていることかと思います。
たくさんのことを勉強していって、
気がついたら、前に勉強していたことを、忘れていた、ということも、
よくあることです。
「子どもは、忘れるのが仕事」と言っても良いくらいでしょう。
もちろん、私たち大人も、幸か不幸か、日々、たくさんのことを忘れていってしまいますけれど。
一度、勉強したことを、より効果的に「身につける」ためには、
①知識の体系化(=理解)
と
②効果的な復習(=定着)
の2つが必要です。
「2つ」と書きましたが、
この2つは、全く別々のものではなくて、
お互いが関係しあって、「学び」を身につけていっています。
この2つのポイントについて、順番に、まとめてみたいと思います。
今回は、
①知識の体系化
について、まとめます。
比較の表現「〜より」を例に
定期教室でも、これまでにいくつかの「比較の学習」についてご紹介してきました。
2つのものの大きさを「大きい」「小さい」で比べる他にも、
長さを比べる時の「長い」と「短い」
重さを比べる時の「重い」と「軽い」
あるいは「上下」「左右」「前後」「多少」など、
2つ(以上)のものを比べる表現は、様々な場面で登場します。
2つのものの大小を比較する時には、
「○○は、△△より大きい(or小さい)です。」
という表現をします。
まずは、この説明を、言葉で聞いて理解できるようになることを目指していきます。
そのためには、
「大きい」や「小さい」という表現の意味を知ること、
そして、「より」という比較の表現を理解していく必要があります。
上記の、「○○」と「△△」を比べる時も、
「〇〇は、大きい(です)。」or「△△は、小さい(です)。」
という表現で、「大きい」「小さい」の理解をしていきます。
その上で、「〇〇は、何より大きいの?」という問いかけに「△△」と答えることを通して、
「より」という比較の表現の意味を、考えて理解していくことができます。
言葉の説明を聞いて理解できるようになったら、
それで終わり、ではありません。
さらに、一歩すすんで、
自分で説明することができることを、目指していきます。
そうすると、より確実に、学んだものを「自分のもの」にできます。
なぜなら、「自分で説明する」ためには、教わった知識を理解して、自分で使いこなせるようになる必要があるからです。
そして、
逆に、「説明する」ということを目指して取り組んでいくことが、
結果的に、理解を深めるために最も効果的な方法だとも、言われています。
インプットだけではなく、その次にアウトプット。
ぜひ、お子さまに「小さな先生」になってもらって、覚えたことを逆に「教えて」もらってみてください。
