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小学校受験を控えるご家庭でのコミュニケーションにおいて、些細なことも「ほめる」ことはアリ?ナシ?

今週は、天気が崩れがちな日々が続いています。

 

晴耕「雨読」のタイミング、ということで、

堂々と「ステイホーム」をしながら作業を進めていきたいと思います。

 

 

些細なことも「ほめる」ほうが良い?それとも「ほめない」ほうが?

 

今回のテーマは、

お子さまの「できたこと」について、

たくさんほめるべきか、ほめすぎないほうが良いか、というテーマについて書いていきます。

 

これは、ともすれば「教育観」に関わるテーマです。

 

ですから、これからお伝えすることは、

「正解」「不正解」ということではなく、

あくまでも、私、藤田いち個人の価値観と、捉えていただいた上で、読み進めていただければ幸いです。

 

 

些細なことでも、「ほめる」べき?「ほめない」べき?

 

このテーマについて、

まずは、両者の考え方の「スタンス」を簡単にまとめてみましょう。

 

 

「ほめる」派の考え方

・ほめることで、子どもが「達成感」を感じることができる

・褒められたら、嬉しいしますますやる気が出るから。

 

「ほめない」派の考え方

・ちょっとしたことができたくらいで満足してしまったら、そこに成長はない

・なんでも褒めていたら、逆に「ほめられないなら、やらない」子になってしまうのではないか。

 

読者の皆様は、どっち派の意見に賛成でしょうか。

 

 

私からの提案:何はともあれ、「ほめましょう」

 

「ほめる」or「ほめない」に対する私自身の立場は、

断然、「ほめる」派です。

 

その理由を、お伝えしていきます。

 

まず、お子さま(だけでなく、人)は、

「ほめられる」ことだけを目的に、何かを頑張るわけではないといえると思うからです。

 

むしろ、「できた!」という達成感が、次のチャレンジへのステップになっているという部分が大きいでしょう。

 

その「小さな達成感」を、

身近な大人、お母さまやお父さまと、共有することができたら、

 

「達成」の喜びが、より大きくなるのです。

(それは、大きな達成だけでなく、ほんのちょっとした達成でも同じことです。)

 

つまり、「ほめられる」ことは、

成長を止めるわけではなく、

むしろ、より成長を促進する面が大きい、ということではないでしょうか。

 

 

些細なことは「どうもほめづらい」という場合の、ひとつの処方箋

 

なるほど、藤田の言いたいことはわかった。

確かに、小さなことでも、ほめる方が良いのかもしれない。

 

でも、実際に、我が子が「しょうもないこと」を自慢してきた時には、

どうも、ほめる気にならないんだよなあ。

 

という方も、いらっしゃるかもしれません。

 

 

「ほめたら良いとは思うけど、ほめられない」という方に向けて、

私から、ちょっぴりお役に立てる(かもしれない)アドバイスをさせていただきます。

 

それは、ずばり、

 

「ほめる」のバリエーション、レパートリーを増やす。

 

ことです。

 

 

「ほめる」というのは、

何も、毎回120%で「ほめちぎる」ということではありません。

 

「ここでほめたら、もっと大切な時の『ほめる』の価値が薄くなってしまう」というふうに思うこともあるかもしれませんが、

「ほめる」のレベルに、(10%~120%などというように)幅をもたせたり、

たくさんの「ほめる言葉かけ」を持っておくと、

 

より、自分の気持ちにあった「ほめる」を使うことができるようになるはずです。

 

 

以下に、ほめる言葉のレパートリーを、ざっと挙げてみます。

 

「いいじゃん!」

「オッケーオッケー」

「やるねー!」

「いいよー」

「ナイス!」

「さすが!」

「よしっ!」

「おー!」

「やった!」

「すごい!」

「いいぞ!」

「上手!」

 

ざっと、イメージしただけでも、これくらいのバリエーションがあります。

(細かくチェックしていけば、もっとあるでしょう。)

 

これらのそれぞれで、レベル10%〜120%を使い分ければ

ほめるバリエーションが尽きる、などと困ることもないですし、

 

ほめ飽きることも、ほめられ慣れることも、心配いらないのではないでしょうか。

 

 

「ほめる」を多用することの、隠れた「効用」

 

お子さまが、どんどんやる気を持って進んでいくためにも、

どんどん「ほめる」を活用していけると良いなと思っているところですが、

 

些細なことでも「ほめる」ことには、思わぬ「効用」があります。

 

それは、

他ならぬ「自分自身」の調子が良くなる、ということです。

 

 

怒りながら、しかめっ面で取り組む活動よりも、

笑いながら、ごきげんで取り組む活動の方が、

何より、自分の気分が良くなります

 

そして、お父さま、お母さまが楽しそう、嬉しそうにしていることが、

お子さまにとっての、「喜び」のひとつにもなっています。

 

 

ですから、「心を鬼にして」あえて厳しくする必要があるわけでもなく、

楽しく、お勉強に取り組むためにも、

うまく「ほめる」ことを活用していくことができると、良いのではないかと思います。

 

 

厳しい指導は、「一流」を作るためには有効かもしれません。

 

いやいや、

それでも「ほめない」方が良いのではないか、

と考える方もいらっしゃるでしょう。

 

そのご意見も、ごもっともで、

厳しい練習や環境を乗り越えていく過程で、大きな力がつく例は、

スポーツの世界やビジネスの世界などでも、枚挙にいとまがないでしょう。

 

そういった、厳しい環境の中で「もまれる」ことが、

のちの厳しい競争を勝ち抜いていく力を身につけることも、事実です。

ですから、そういった「厳しい指導」も、同時に価値があるものだと思います。

 

 

ですが、

「小学校受験」というフィールドを考えたとき、

 

そのプレイヤーであるお子さまたちは、5歳、6歳の子どもたちである、ということ、

 

そして、お子さまたちにとっては、

「家庭」こそが、最も安らげる環境であることが望ましい、ということを考えると、

 

ご家庭でのコミュニケーションを取る際は、

「ほめる」を多用することが、有益なのではないかな、と考えています。

 

 

小学校受験を終えた後も、

「お家でのお勉強も楽しかった」と思えることや、

「もっと、お勉強したい」と思えることを意識しながら、

 

ぜひ、ご家庭でも楽しいお勉強の時間を過ごしていただけたらなと、願っています。

 

 

2020オールインワン講座part1

1日で、国立小受験の5つの課題「全部のせ」の、

オールインワン講座を開催いたします。

 

国立小受験の本番を意識した、普段のお教室よりテスト形式に近い課題に取り組みます。

 

狙いは「春までの総復習」です。

少し緊張感のある空間でも、これまでのお勉強で培った力を発揮できるか、に挑戦していくことを目指します。

 

日程:6/7(日)

時間:午前 9:00~11:00
   午後 13:00~15:00
(2回とも同じ内容です)

受講料:12,000円

定員:各9名

会場:新宿区四谷三栄町

(参加申込をされた皆様に、詳細の住所をお伝えしています。)

内容:本番を意識した実践的な内容

お申し込み:今すぐです。

専用のお申し込みページから、必要事項をご入力の上、お申し込みください。

 

春の特別講習分のエネルギーを、この1日に一点集中で、お届けします。

お勉強が大好きな皆様と、一緒に学びの時間を共有させていただけるのを、楽しみにしております。

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