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お勉強の集中力が続かない。そんな時は、

蒸し暑い季節になってきました。

 

梅雨入りも間近ですが、

これからの季節に、マスクをつけて活動するとなると、負担に感じることも多いかもしれません。

 

焦らず、慌てず、

余裕を持った行動を心がけたいものです。

 

 

集中力が切れると、なかなか「やる気」が起こりません。

 

最近の面談をさせていただく中で、特に多かったお話に、

 

「集中している時」と「集中できない時」のギャップが激しい

というものがありました。

 

毎日のお勉強に、コンスタントに取り組もうとすればするほど、

時折、「気分が乗らない時」があるために、思うように学習が進まないことに、

頭を悩ませているお母さま、お父さまも多いようです。

 

 

お勉強をする際に、お子さまがなかなか集中できていない気がする。

 

そんな時、皆様だったら、どのようになさりますか。

 

そして、その事態を、どのように捉えるでしょうか。

 

 

大前提として、「集中力」はそんなに続くものではありません。

 

まず、前提となるのは、

長時間の「集中力」を持続させることは、そもそも難しい

ということです。

 

これは、あくまでも一般的な小学生向けの基準ですが、

小学生でも、ひとつの活動に集中する目安は「10分×学年」くらいです。

 

と、いうことは、小学1年生の場合、集中して学習する時間は、

「わずか10分」ということになります。

 

これは、1日の学習時間が10分、ということではなく、

10分の学習をしたら、少し一息ついたり、違う学習に切り替える、などをしていく、ということです。

 

もちろん、これはあくまでも「一般的な」基準ですから、

年中さん、年長さんのお子さまでも、

机に向かうことに慣れていれば、それ以上の時間、集中して活動に取り組むことはできるでしょう。

(実際に、お教室でも、10分ごとに活動を区切っているわけではないこともあります。)

 

ただし、基本ベースとしては、

「特に幼児期は、集中力を長時間キープすることは、そもそもとても大変なことだ」

ということは念頭に置いておくと良いでしょう。

 

 

お子さまが、学習に集中できていない時の対処法

 

小学校受験に向けた学習を進める際には、

「お勉強に集中できない日がある」ということは、ひとつの前提として考えておいても良いかもしれません。

 

そうした場合、

「今日は、なかなか集中できていないな」という時に、どのように学習を進めるか

ということが大切になってきます。

 

 

お子さまが、その日のお勉強に集中しきれていない

あるいは、お勉強の途中で集中力が切れてしまった

 

そんな時の対応として気をつけるポイントは、以下の3つです。

 

①可能なかぎり早めに、その学習(単元)を切り上げる。

②ただし、「途中でやめた」といった展開にはしない。

③その単元とは別の活動で、その日の「まなび」を積み重ねる。

 

以下、それぞれについて簡単に説明していきます。

 

 

①可能なかぎり早めに、その学習(単元)を切り上げる。

 

集中力が伴わない課題について、「机に縛り付けて」でも完遂させるというのは、

たとえ、その課題を今日中に終わらせたいという計画を立てていたとしても、

非常にリスクが大きい対応だと考えています。

 

その理由を一言でまとめるなら、

「勉強=つらいもの」という認識がお子さまの中で定着してしまう可能性があるからです。

 

もしかしたら、無理やりでもその日の学習をやり切らせることで、「なんとか終わらせる」ことができるかもしれません。

集中力が切れかけていれば、その学習効果は低くなっているとしても、「やらないよりはマシ」で、力はつくかもしれません。

ひょっとしたら、その方法が、「年長さんでピークを持ってくる」方法としては、適しているのかもしれません。

 

仮に、そうだとしても、

「お勉強」の記憶を「嫌なもの」として定着させることは、

どこかで、「反動」として表れる可能性があります。

 

お子さまが、学習に手がつけられなくなって、

「勉強しなさい」となどと言っても通用しなくなってしまう。

 

そのリスクを考えたら、お勉強を「無理してやらせる」ことは得策ではないはずです。

 

「今日は、集中できていない気がする。」

そんな時は、その課題については、可能なかぎり早めに「キリがいい」状態にして、サクッと切り上げることが大切です。

 

 

②ただし、「途中でやめた」といった展開にはしない。

 

ここが、少し工夫が必要なところなのですが、

なるべく早めに切り上げることをする中でも、

「途中でやめた」ようにはしないようにします。

 

なぜでしょうか?

 

反対の「途中でやめる」ということを考えてみましょう。

 

もし、集中できていないお子さまに対して、

「今日は、やる気ないみたいだから、やめようか。」などと、

途中で、そのお勉強を「ブツっと切る」ように終わらせたとします。

 

そうすると、お子さまからしたら、

自分がダメなせいで、途中で打ち切られた。」という印象を受けてしまいます。

さらに、お母さまや、お父さまが「がっかり」しているようであれば、なおさら、そのことにショックを受けてしまうかもしれません。

 

その場のお子さまの反応はそれぞれでしょうが、

結果的に、「自分は勉強ができない」「勉強が苦手だ」といった感覚を持ってしまうことは、なるべくなら避けたいところです。

 

 

幼児期の学習においては、

本来なら、ペーパーを5枚やろう、としていたところ、

状況に応じて2枚に目標を下方修正する、といった臨機応変さが必要です。

 

そして、その上で、決めたところまでは、「やりきった」という感覚を持って、その取り組みを終えられるのが理想です。

 

 

③その単元とは別の活動で、その日の「まなび」を積み重ねる。

 

たとえば、予定していたペーパー学習を、5枚から2枚に減らして終わらせたとします。

 

そしたら、本来、ペーパー学習に取り組む予定だった3枚分の時間が浮いてきますから、

その時間を、別の活動に充てることで、その日も「充実」させられる工夫をします。

 

たとえば、「お絵かき」「ぬり絵」「折り紙」といった製作系の活動をしてみる、

お料理の「お手伝い」を一緒にしてもらう、

「パズル」「ボードゲーム」で遊ぶ、

いずれも、小学校受験を考えても有益な「お勉強」の一環になりえます。

 

お家での「お勉強」を、「ペーパー学習」に限定しないことで、

幅広い学習を、並行して積み上げることも可能なのです。

 

 

(余談ですが、これは、大学受験において、国公立系の複数科目の受験に向けた学習をする方が、学習に「飽き」がこない、ということとも共通しています。

例えば、受験科目が3科目しかない「私立文系」の大学受験よりも、

5教科7科目に取り組む受験勉強の方が、(同じだけの時間、学習に取り組むのは)はるかに「簡単」だと言えます。

ある科目の学習をやる気が起きない時には、別の科目の学習をやれば良いからです。)

 

 

小学校受験の準備においても、

その日、集中できそうなものを「中心」に取り組むことで、

無理なく、お勉強を進めていくことができます。

 

 

 

基本ベースは、「お勉強は楽しい」ということを、

お子さまと、お母さま・お父さまが、

共有しながら進めていくことができる、ということです。

 

お子さまにとっても、ですが、

お母さま、お父さまにとっても、無理のないように

日々のお勉強を企画していっていただければ、と思っています。

 

 

 

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1日で、国立小受験の5つの課題「全部のせ」の、

オールインワン講座を開催いたします。

 

国立小受験の本番を意識した、普段のお教室よりテスト形式に近い課題に取り組みます。

 

狙いは「春までの総復習」です。

少し緊張感のある空間でも、これまでのお勉強で培った力を発揮できるか、に挑戦していくことを目指します。

 

日程:6/7(日)

時間:午前 9:00~11:00
   午後 13:00~15:00
(2回とも同じ内容です)

受講料:12,000円

定員:各9名

会場:新宿区四谷三栄町

(参加申込をされた皆様に、詳細の住所をお伝えしています。)

内容:本番を意識した実践的な内容

お申し込み:今すぐです。

専用のお申し込みページから、必要事項をご入力の上、お申し込みください。

 

春の特別講習分のエネルギーを、この1日に一点集中で、お届けします。

お勉強が大好きな皆様と、一緒に学びの時間を共有させていただけるのを、楽しみにしております。

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