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必ずできる 上手に言える 国立小学校受験 口頭試問上達法

必ずできる 上手に言える 国立小学校受験 口頭試問上達法

残り3か月、あれもこれも追い求めない。

絞る。

徹底的に絞る。

試験日当日必ず行われる行為に絞る。

以下にあげる、絞るべきポイント5つ、徹底的に、行いましょう。

 【アプローチ 1:あいさつ】

-挨拶がきちんとできないことによるデメリット-

挨拶の行われない試験はありません。

挨拶もなしに課題が進められる試験もありません。

挨拶は、よほどの事情がない限り“最初”に行われます。

「当たり前!!」

そうです。「当たり前」なのです。

その「当たり前」のことが、「当たり前」にできないと、試験官はがっかりしてしまいます。

「当たり前」のことだからこそ、まずは「当たり前」にこなします。

ここが肝心です。

どんなに発想が豊かでも、どんなに勇気や優しさを秘めていても、どんなに才能が溢れんばかりでも、

「当たり前」のことができないと、それら諸々の素晴らしいパーソナリティーは見出してもらえません。

挨拶がきちんとできないことのデメリットは、あまりにも大きいと言わざるを得ません。

-その他大勢から抜き出るための最初のアプローチ-

今度は、素晴らしい挨拶ができた時に得られるメリットについて考えてみましょう。

国立小の受験者数は、皆さまおおよそご存知だと思います。

敢えてここで実数はあげませんが、“かなりの数”であること、“相当な数”であることは間違いありません。

東京学芸大附属小金井小学校を例に挙げます。

午前8時を少し過ぎると、受け付けが開始されます。

校庭いっぱいに集まった子どもたちが、まるで吸い込まれていくかのように校舎の中に入っていきます。

1時間もたたないうちに、その大勢の子どもたちは、校舎の中から出てきて、帰途へと向かいます。

すると、それとほぼ同数の子どもたちが、入れ替わり校舎の中に入っていきます。

これを、夕刻まで繰り返します。

この大勢の子どもたちの中から選ばれた105名が入学者となることができます。

大勢の中に埋もれていては105名の中に入れません。

その他大勢側からは、合格者はほとんどでないでしょう。

その他大勢から抜け出すための、大事なファーストコンタクト、それが“挨拶”です。

観てもらいましょう。

まずは、目をひきましょう。

対象者となりましょう。

ペーパーで、“おっ!!”と思わせることもできます。

運動で、“おおー!!”と思わせることも可能です。

でもそれは、最初に観てもらっていることが前提です。

試験官の目をひくくらい素晴らしい挨拶をしましょう。

-素晴らしい挨拶をするために必要なもの-

素晴らしい挨拶をするために欠かせないもの、それは“自信”です。

自信がないと、視線が下がり、相手の顔を見なくなります。

自信がないと、手先(指先)が、落ち着きなく動いてしまいます。

そして、何よりも自信がないと、声が小さくなります。

挨拶や口頭試問に関する自信は、自らがつけるものではありません。

挨拶や口頭試問に関する自信は、他人につけてもらうのが一番です。

“何だかわからないけど、今、褒められた!!”

“他の誰でもなく、自分が誉められた!!”

“しかもみんなの前で!!”

このような、何でもないことこそが“自信”につながります。

自信を持ったら、あとはなんてことありません。

ほんの微調整です。

頭の下げ方、視線の送り方、声の出し方、などの形を整えます。

これらは、“自信”の副産物のようなものです。

まずは、“自信”を、他者につけてもらうことから始めましょう。

他者に該当する人物は、皆さまです。

お父さま、お母さま、そして私たち講師です。

―こんなに大事なのに-

ここまで読んでいただいて、いかに挨拶が重要であるかがわかっていただけたかと思います。

こんなに、重要で大事なあいさつなのに、ほとんどの方々が一度も練習をせずに本番に挑みます。

残念なことではありますが、ここが肝心です。

“ほとんどの方が練習もせずに本番に挑む”というところです。

だったら、皆さまは練習をしてから本番に挑みましょう。

挨拶の練習をする⇒褒められる⇒自信につながる

これで、大勢の中から抜け出しましょう。

たかが挨拶の練習と思わないでください。

練習で得た自信は様々なことに波及します。

自信は、性急さを少なくし、落ち着きを生み出します。

その落ち着きが、さらに丁寧さを生み出します。

性急さがなくなることで、聞き取る力がアップします。

今日から、挨拶の練習を一日20秒でいいから行ってください。

その時に、必ず“誉める”をセットにして行ってください。

そこでつけた自信がお子さまをその他大勢から抜け出させます。

【アプローチ2:おへんじ】

-呼ばれたら返事-

これも“当たり前”のことです。

ですので、うちの子も、このくらいのことは、十分できている。

皆さま、そう思われているでしょう。

しかし、次のようなケースでは、途端にできなくなってしまうことがあります。

-行動観察中に呼ばれる-

東京学芸大学附属世田谷小学校では、行動観察中に口頭試問が行われます。

肩をたたかれ、「お話をしましょう」と言われます。

このようなケースで大切なことは、呼ばれたら作業中であっても、作業をやめて、顔を向け、お返事をすることです。

「どうしても作業がやめられない」や「返事をしないで黙ってついて行く」ではいけません。

気持ちの良いお返事をして、気持ちを切り替えて口頭試問を行いましょう。

-番号で呼ばれることがある-

番号で呼ばれることがあります。

これに慣れておかないと、うっかりして聞き逃してしまします。

ゼッケンやヘアバンド、帽子等、各学校によって番号のかいてあるものは違えど、まずは、自分の番号を把握して、記憶しておくことが大切です。

また、日頃から、志望校では、本番中に何を身につけるのかを把握しておくことも大切です。

帽子をつけたり、ゼッケンをつけたりすると、子どもはどうしてもそちらに注意がいってしまいます。

触り続けていたりすると、指示の聞き取りがおろそかになってしまうことがあります。

ご自宅でも、できる範囲で結構ですので、それらのものに“慣れておく”、“特に気にならない”という

状態にもっていっておくことも大切です。

-顔を向けて返事をする-

顔を向けないで返事をするお子さまがいます。

これは気をつけなければいけません。

幼稚園や保育園では、出欠の確認のためだったりするので、特に厳しく言われないかもしれません。

しかし、試験官が呼ぶときは、単なる本人確認だけではなく、「どんな返事の仕方をするのかな?」と見ていることが往々にしてあります。

どんな時も、相手に顔を向けて返事をする癖を日頃からつけておきましょう。

行動観察中に呼ばれたりしますと、家庭での態度がそのまま出てしまうことがあります。

ご家庭におきましても、相手の顔を見て返事ができるようにしましょう。

【アプローチ3:発話の仕方】

-国立でのポイントは5つ-

「相手を見る」

「適度な声の大きさで行う」

「姿勢を正して行う」

「口をしっかりとあける」

「です、ますをつける」

以上5つです。

「なかなか、声が出ない」というのが、皆さま方の共通した悩みでもあります。

そして、「声を出す」ためには、「口をしっかりとあける」ことをしなければなりません。

声が出ないお子さまは、びっくりするくらい口が開いていません。

これで声を出せと言われても無理なくらい口を開けていません。

声をしっかりとだすための第一歩は、口を開けることです。

 

-口をしっかりと開いてから⇒声を出す-

声の小さなお子さまに、いきなり「大きな声で」というのは、非常に難しいと思います。

しかし、そのようなお子さまでも、「口をもう少し大きく開いてみようか」と言いますと、

案外簡単にできることがあります。

ここを出発点にします。

まずは、大きなお口で、短文復唱や早口言葉で発話練習をしてください。

あとは、前述しました“自信”です。

自信がないと、どうしても口の開きは小さくなり、声の大きさも同様に小さくなります。

発話練習には、以下のようないくつかの方法があります。

発話法Ⅰ

・あいうえおあお

・かきくけこかこ

・さしすせそさそ

・たちつてとたと

・なにぬねのなの

・はひふへほはほ

・まみむめもまも

・らりるれろらろ

・がぎぐげごがご

・ざじずぜぞざぞ

・だぢづでどだど

・ばびぶべぼばぼ

・ぱぴぷぺぽぱぽ

発話法Ⅱ

・数字の復唱

 「3468」

 「6559」

 「3127」

  など

発話法Ⅲ 

・早口言葉

 「うどんつるつる  おちゃづけさらさら」

 「いるいるいるか いっぱいいるか いるかいないか いないかいるか」

  など

【アプローチ4:姿勢】

 

-まずは、どのような状態であるのかを本人に把握させる-

「きをつけの姿勢が整っている子」と「だらりとしたきをつけになってしまう子」

「きちんと座れる子」と「きちんと座れない子」

「背筋を伸ばしてきびきびとした姿勢で移動する子」と「ダラダラと背中を丸め靴を引きずるように移動する子」

上記3つは極端な例かもしれません。

しかし、受ける印象の違いが明白であることも否めません。

上記の子たちは、印象という点で、すでに合格が遠のいてしまっています。

「きをつけ」と「座った姿勢」と「歩く」は、試験中、常に見られています。

製作をしていても、ペーパーをしていても、行動観察中でも、それこそ待機中でも、必ず上記3つの

どれかの姿勢になっているからです。

“それにしても、どうしてこんな基本的なことができないのだろう?”

“毎日、繰り返し繰り返し注意しているのに、ちっとも直らない”

そんな風に悩みの渦中にいるお母さまの数はびっくりするほど多いはずです。

何故か?

何故、これだけ言われ続けていても変わらないのでしょう?

理由の中の一つに、「皆さまのお子さまは、自分の本当の姿を見たことがない」というものがあります。

“なるほど!!”

その通りです。

「その姿勢はよくない」、「もっときちんと座りなさい」、「くにゃくにゃしないで立ちなさい」とは言われるものの、一体全体それがどういう状態なのかが分かっていません。

わからないもの、不確かなものは、自覚していないものに関しては、なかなか直すことができないのです。

だとしたら、一度教えてあげなければいけません。

お子様にとっての“不都合な真実”を。

そこからが本当のスタートになることが往々にしてあります。

【アプローチ5:待機中】 

-重要なので一読してください-

国立小受験においては、ペーパー、製作以外は、「自分が行っている時間」よりも「他の人の行っているのを見る時間=待機時間」及び「共に活動する時間=行動観察」の方がはるかに長いのです。

ですので、集団の中での正しい所作を身に付けることがとても重要であることがわかります。

注意すべき点を以下にあげます。

・お友だちが話をしている時は、正しい姿勢をしてしっかりと聞くこと

ここでは、発言することも大切ですが、何よりもお友だちの意見を聞くことが大切です。

どんなに素晴らしい発言をしても、お友達や先生のお話になると、顔さえ向けないという態度では、なかなか合格はいただけないはずです。

・“聞く姿勢”-なぜこの課題が重要なのか?

国立は、一見「行動観察」、「ペーパー」、「製作」、「運動」、「口頭試問」といった具合に、「課題ごと」に分かれていますが、すべての根幹になっているものは、「話が聞けるかどうか」なのです。

小金井の募集要項にかいてある通り、 「話の聞けるお子さま」が欲しいのです。

前述の「お友だちが話をしている時は、正しい姿勢をして聞くこと」は、実際にある年の考査中に、子どもたちが言われたことでもあります。

待機中の姿勢も、訓練することで必ずできるようになります。

そしてもう一つ。

表現を豊かにする練習は、マンツーマンで親子で行っていても限界が訪れることがあります。

子どもたちは、生きた会話、しかも同じ年代の子の会話を聞くことによって、刺激を受け、表現の仕方を学びます。

様々なことを他の子どもたちから吸収することも大切です。

「へぇー!!こんな言い方があるんだ!!」

「ぼくとは、違う考え方だなぁ!!」

こんな刺激の数々が、お子さまの表現力を増していくのです。

このように、待機中に姿勢を整え、お友達の話を聞くことは、試験官の印象を良くすることだけでなく、本人がさまざまなことを吸収し成長する大切なことであることもわかります。

-上達への道-

どんなことにも上達するには、法則があります。

そして、上達したときには、自然と“自信”がついています。

上達の道に至るためには、ある程度の数や回数を重ねることが必要です。

“もう、十分にやった。でも、まだ結果がでないんだ”という方は、あと少しです。

やはり練習をし続けてください。

もう少しで結果がでます。

たとえ、全ての質問に答えられなくても、たとえ、流れるような、よどみのない答え方ができなかったとしても、そのお子さまの返答には、そのお子さまの表情には、努力の跡が必ずや浮かび上がっているはずです。

“よし、今日からやってみようか”という方は、ほんの少し気をつけてください。

残り3か月です。

「やってみようかな」くらいの感覚でやってしまうと、お子さまに、せっかくのお父さまやお母さまの、

情熱が伝わりません。熱意が伝わりません。

“ただ、やっている”という状態になってしまいます。

俗にいう“やらされている感の強い挨拶、返事、姿勢、発話”になってしまいます。

冒頭に述べた通り、絞る必要があります。

「やる」のなら「やる」

「やらない」のなら「やらない」(その分を他のことに回すのです。休息に当ててもいいでしょう)

「やってみようかな」はないのです。

「やる」か「やらないか」です。

残り3か月、思い切り絞り込みましょう。

敢えて、やらないことを明白にすることも、非常に重要です。

これからも、お子様の成長を信じて、チャレンジし続けましょう。

必ずできます!!上手に言えます!!

感謝しています    神山眞

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