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小学校受験の行動観察対策をご家庭の日常会話から習慣づける。

4月も、本日で折り返しです。

 

都内を含め首都圏は緊急事態宣言下にあり、非日常的な日常が続いていますが、

そんな中でも、着実に時間は進み、季節は巡っているのだな、ということを感じます。

 

こう言った非常時でも、できる限りの学びを積み重ねていけたらいいな、と思っています。

 

 

今回も、ご自宅で大切にしてほしい行動観察にむけた習慣づくりについてです。

 

行動観察の中で、複数のお友達を一緒に課題に取り組む「グループ課題」が課されることがあります。

 

たとえば、

・チームで紙コップをできるだけ高く積み上げる「紙コップ積み」

・お友達と一緒に、1枚の絵を描く「集団絵画」

・チームで相談して、役割分担を決めてから行う「ゲーム課題」

など、

多くの課題で、「お友達とのコミュニケーション」が求められます。

 

グループでの課題の際に、

積極的に意見を言うこと、つまり「リーダーシップを発揮する」ことが必要なのか、という疑問があります。

 

結論は、「必ずしもリーダーシップを発揮することだけが正解ではない」と言えます。

 

もちろん、積極的に発言をすることは、素晴らしいことですが、

それが、「過度な自己主張」となったり、「独りよがりな言動」となってしまってはいけません。

 

行動観察講座などをやっていると、

「積極的に意見を言うこと」だけにこだわった2人(以上)が、

自分の意見を強く主張しあった結果、なかば喧嘩みたいになってしまう

といった出来事が起こることがあります。

 

グループ課題では、

課題の目的(たとえば、「高く積む」など)に向けて協力することが大切ですから、

「積極的にリーダーシップをとる」ことが目的なのではない、ということには注意が必要です。

 

裏を返せば、お子さまの性格が、あまり積極的でない場合は、

無理に、「リーダーシップを取らせよう」とする必要はありません

 

そういった場合は、

リーダータイプのお子さまの提案に対して、「同意」をしながら協力をしていくことが、重要になっていきます。

 

 

たとえば、

「赤のクレヨンをとって。」と言われた時に、

「はい、どうぞ。」と言って、クレヨンを渡せる子、

 

そして、クレヨンを受け取るときに「ありがとう。」が言える子、

 

どちらも、見ている側には、「素敵だな」という光景として映ります

 

 

実は、行動観察のグループ課題で、上記のような場面があったとき、

「赤のクレヨンをとって。」に対して、

無言でクレヨンを渡し、

無言でクレヨンを受け取る、

といった場合が、意外と多いのです。

 

 

つまり、

誰かの声かけに対する「同意」「反応」

あるいは、「挨拶」「お礼」の声が出せているかどうか、ということは、

大切なのに忘れられがちな「コミュニケーション」なのです。

 

ひょっとしたら、

これら「反応」や「お礼」の言葉は、

グループ課題でリーダーシップを取ること以上に、

大切なことだと言えるかもしれません。

 

 

ご自宅で、「同意」や「反応」、「お礼」のコミュニケーションをとっていますか?

 

こうした「反応」の声かけは、

お教室での「行動観察講座」や「テスト(模試)」の時だけ気をつけていれば大丈夫、というものではありません。

 

むしろ、日常における習慣が、如実に現れるのが、行動観察という課題なのです。

 

ですから、日常生活の中でも、「同意」の声や、「ありがとう」の一言を、かけあえるようにしていくことが大切です。

 

 

お子さまが、だけではありません。

 

むしろ、お父さま、お母さまが、

お子さまに対して、そういったお声かけができているかどうか、がポイントです。

 

あるいは、ご夫婦の間でも、

そうした、些細な声かけを忘れてしまっていないか

あらためて、意識をしてみると良いかもしれません。

 

 

お子さまは、お父さま、お母さまの日常の様子を、よく見ています。

 

行動観察のグループ課題では、

グループの他の子に対して、猛烈に厳しくなるお子さまも、いたりします。

(なぜか、しっかり者の女の子に多い印象です。)

 

ひょっとしたら、グループの中で「厳しいお母さん役(あるいは、お父さん役)」をやろうとしているのかも、しれません。

 

日常で、なんでも厳しくやりすぎると、

他のお友達に対しても、「しっかりしてもらわなきゃ。」という意識がはたらくのかもしれません。

 

厳しさの塩梅が難しいところではあるかもしれませんが、

いずれにせよ、キツめの言葉で叱ることが、「デフォルト」になってしまっていないかは、振り返ってみると良いかもしれません。

 

 

小学校受験の試験時間は、全てが「行動観察」になりうるということは先日も書きましたが、

それでも、試験の時間は、わずか1時間〜2・3時間程度の短い時間です。

 

試験官の先生がたは、

その短時間の中で、お子さまの様子を見て

さらには、その向こうのご家庭の様子をはかっていくことになります。

 

ですから、

「ふとした仕草」「何気ない一言」

あるいは「無言のうちのたたずまい」が、

「おっ」と、その場に居合わせた大人の目を引くことになるような、

 

そんな「日常」を、ご自宅からも作っていけることができたら、

それは、とても素晴らしいことだと思います。

 

そういった日常は、「小学校受験」という目的のためだけではなく、

その後の人生にも繋がりうる、大きな「財産」のひとつとなるかも、しれません。

 

 

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