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どうしてもうまくいかない… そんな時こそお読みください お茶の水女子大学附属小学校の行動観察

どうしても上手くいかないときは、アクセル&ブレーキそして、目的意識を持って取り組むことが大切です

お茶の水女子大学附属小学校の行動観察

寒くなりました。

先日、お茶の水女子大学附属小学校の模擬試験に携わりました。

今、採点をしているところです。

課題に対する、子どもたちの行動を見ていると、「なるほど、学校側はこういうところを見ているのだろうな」という箇所が見えてきます。

そのポイントとなる箇所を、「さらに伸ばす」或いは「少し修正」するだけで、飛躍的に良くなるはずです。

それでは、その中のいくつかを報告させていただきます。

【待機時間に何が起きているのか?】

お茶の水女子大学附属小学校の模試を行っていると不思議な感覚にとらわれることがあります。

筑波大学附属小学校や学芸大系の模試の時とは、明らかに違う感覚です。

うまく言えないのですが、何だか、とにかく、スカスカしているのです。

それは、おそらく待機時間が長いということに起因しているからだと思われます。

正確に言うと、待機時間が長く、かつ、待機時間となる場面が多々あるからです。

何だそんなことか

待機時間は考査に関係ないでしょ

と思われるかもしれません。

しかし、それは間違いです。

おそらく、待機時間は相当みられています。

待機時間の過ごし方に関する失敗が、合格につながらなかった例も多数報告されているくらいですから。

【待機の仕方で指示が出ることがあります】

「静かに待っていてください」、「絵本を読んで静かに待っていてください」、「立ち歩いたりしないできちんと椅子に座って待っていてください」といった具合に、待機する際にも指示が出ていることが多いです。(指示が出ないことの方が珍しいくらいです)

ここで絶対にやってはいけないのが、「立ち上がる」、「足をでれっと伸ばすなどの姿勢を崩す」、「おしゃべりをする」、「列から離れる」などです。

加えて、以外に多いのが、「他のお友達の良くない行為につられてしまい、かつそれを楽しんでしまう」です。

今回の模試では、残念ながら、これらすべての行為がありました。

運動、製作、口頭試問といった明らかに「課題である」と認識できるものには、真面目にきちんと緊張感を持って取り組めるのですが、待機時間となると、途端に別人のようになってしまうのです。

現場の報告だけでは、本番に生かすことができませんので、それらの行為に対する対処法も今から報告します。

【目的意識を持つ】

これ、凄く大切です。

これは、国立小学校サイドが、子どもを入学させる際に求める条件の最たるものの一つに間違いなくなるはずです。

運動会、遠足、劇などたくさんの行事を行う国立小学校では、目的意識を持っている子か否かは非常に重要です。

研究実施校ですから、目的を与え、目的に対して行った結果のサンプルを多数集めることが良質な研究につながるからです。

しかし、やはり、どうしても、「お約束を守る」、「テストという行為を最後まで全うする」といった目的を忘れてしまうお子さまはいます。

そのようなタイプのお子さまは、目的そのものよりも、目の前にある興味、好奇心に心を奪われてしまいます。

目的よりも、それらの方が瞬間的に大事に思えてしまうのです。

なので、

楽しそうなものを見つけると見入ってしまいます。(やがて立ち歩き近づいてしまいます)

楽しそうな仲間を探し、話しかけます。(知っている子がいたりすると、立ち歩いてそばまで行ってしまいます)

見えないところに、好奇心を掻き立てられます。(やがて、覗こうとしてしまいます)

 

すると、

呼ばれても気が付きません。

次にやらなければいけないことも忘れてしまいます。

【目的意識を持つための具体的方法】

 

目的意識は、自然に養われるものではありません。

「言って聞かせる→理解を深める」を、辛抱強く粘り強く行っていく中で、養われていきます。

言って聞かせる際には、理由や訳も説明しましょう。

講習会や模試の時だけでは足りません。

目的を意識させる場所をもっともっと作ってあげましょう。

目的を遂行できた時の素晴らしさや、目的そのものの大切さを一度はきちんと話し合いましょう。

目的の大切さや素晴らしさが分からないのに、「目的を忘れてはいけませんよ!」と言っても少し説得力に欠けてしまいますね。

【例えばこんなふうに】

例えばこんな風に行ってみましょう。

「保育園(幼稚園)に行く際に、持っていくものを揃える」

ここにはどのような目的がありますか?

その目的通りに行えた際には、どのような素晴らしいことが待っていますか?

では、目的通りに行うにはどのようにしたらよいでしょう?

テレビを見ながら行った方がいいですか?

テレビを見ながら行うと楽しいかもしれません。

でも、忘れ物をしてしまうかもしれませんね。

時間がかかりすぎてしまうこともあるでしょう。

【コツコツと】

毎日、自発的な目的を持たせてください。

簡単でいいです。

保育園(幼稚園)に行く前に、30秒時間を作るのもお勧めです。

(親)「今日の目的は?」→(子)「お友達と仲良くします」→「たくさん遊んでおいでね」

こんな感じでいいですね。

(親)「今日の目的は?」→「先生の話をしっかり聞きます」→「そう。素晴らしいことですね。だったら、お友達が話していても頑張って先生のお話を聞こうね」

こんな感じでもいいでしょう。

コツコツと行っていく中で、必ず養われていきます。

子どもに理解させるには、大きな水瓶に、1滴1滴、水滴を垂らしていくような感覚で行うことが大切です。

昨日と今日、劇的な変化は見られないかもしれません。

しかし、水瓶に水滴を垂らし続ければ、必ずや水瓶はいっぱいになることを信じ、行ってください。

【元来は素晴らしい子です】

好奇心に心を奪われてしまう子、興味に対して我慢ができないくらいの欲求が持てる子、それらの子は、元来、素晴らしい子です。

そして、言うまでもなく、興味のあること、好奇心を掻き立てられること、自分のやりたいことに、積極的に取り組ませることは、普段の生活において、ものすごく大切です。

学校側だって、そういった子は大歓迎です。

【ブレーキとアクセルの調和】

しかし、そこには一つ条件が付くはずです。

時と場所、そして目的に応じて、必要に応じて自己を抑制できるかどうかです。

アクセルの性能ばかり上げては、片手落ちです。

同時に、ブレーキの性能も高めましょう。

目的を意識して、必要に応じて、自己を抑制できるようにしていきましょう。

「偉そうなこと言っているけどあなたはどうなの?」と問われると、私も自信がありません。私の周りには、溜めかけの水瓶があちこちにあります。アクセルを踏みながら、同時にブレーキを踏んでいるので進まないときもあります。子どものふり見てわが身を直す。成長させてもらっているのですね。                

神山眞

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